自動販売機を設置する方法は?費用や収益・始めるまでの流れを解説
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「自動販売機を設置する方法が知りたい」
「自動販売機は利益が出しやすい?」
ふとした時に目に入ると、ついつい小銭を出してしまう自動販売機。
設置するだけでいいので、狭い土地でも始めやすい土地活用方法として人気があります。
しかし、実際にどのように設置をすればいいのか、わからない人も多いと思います。
この記事では自動販売機を設置する方法やメリットとデメリット、収益性について解説していきます。
土地活用のアイデア9選!土地の広さ別に発想のヒントを紹介自動販売機を設置する流れ
自動販売機を設置するまでの流れとしては、次のようになります。
- 自動販売機を設置する目的を確認する
- 自動販売機運営会社を選ぶ
- 契約オペレーターを決める
- 契約書を締結して確認する
- 設置に立ち会ってから販売開始
以下にそれぞれのステップごとに解説していきます。
自動販売機を設置する目的を確認する
自動販売機を設置すると決めれば、まずは設置する目的をきめましょう。目的が違えば、自動販売機の種類や場所が変わります。
例えば自動販売機を設置する目的が利益目的であれば、周辺地域の販売価格やラインナップを調査する必要があります。
またオフィス内に設置するのであれば、社員の福利厚生などのために設置することも考えられます。
目的をはっきりと決めておけば、ラインナップの調整も可能なので必ずしておきましょう。
自動販売機運営会社を選ぶ
自動販売機を設置する目的が決まれば、目的に合う運営会社を選びます。自動販売機運営会社は自販機オペレーターとも呼ばれます。
自動販売機はオペレーターのフルオペレーションサービスで成り立っており、オペレーターが定期的に中身補充や金銭回収などを行ってくれます。
そのため契約する側はスペースの提供と電気代を負担するだけでいいので、自動販売機の設置で手間がかかることはほとんどありません。
そのため、自分の目的に合った会社を選ぶことができれば、手間をかけずに収益が期待できます。
自販機オペレーターには、大きく分けで次の2つの種類があります。
- 自社製品だけを扱うオペレーター(キリンビバレッジなど7種類)
- 複数の飲料ブランドを扱う総合オペレーター
オペレーターを選ぶ際には、少なくとも3社以上に問い合わせて、見積を依頼すると良いです。
契約オペレーターを決める
オペレーターに見積を依頼すると、企画書を確認してオペレーターを決定します。企画書が提示されたら、下記のポイントをチェックして契約を比較しましょう。
- 機種が設備環境に合っているか
- キャッシュレス対応しているか
- 販売手数料の割合や金額
- アフターフォローがあるか
不明点ははっきりするまで質問しておくことで、契約後の齟齬が減ります。
契約書を締結して確認する
契約オペレーターを決めると、決めた会社に連絡します。契約書が送られてくるため、企画書の内容と相違ないかを確認しておきましょう。
契約する際には、機材を積んだ車輛搬入口の指定の有無など、設置時に注意するべき点も伝えておきます。
設置に立ち会ってから販売開始
契約が完了すると、自動販売機の設置に立ち会います。オペレーターのルート担当者と営業担当者と一緒に立ち会い、耐震予防のためのアンカーボルトを設置したり、正常に作動するかを確認します。
自動販売機の設置には最大で1時間くらいの時間がかかります。
飲料が適切な温度に設定できれば、販売可能です。
お金のかからない土地活用方法5選!資金なしでも始められる方法と注意点・節税対策を解説自動販売機を設置するメリットとデメリット
土地活用として自動販売機を設置する人もいますが、自動販売機の設置には次のようなメリットとデメリットがあります。
メリット | 利益獲得・福利厚生の一環 |
---|---|
デメリット | 電気代がかかる・ゴミの散乱 |
以下にそれぞれ解説していきます。
自動販売機を設置するメリット
自動販売機を設置する大きなメリットとしては、利益獲得が挙げられます。特に人の通りが多い場所であれば、多くの販売手数料が期待できます。
設置するまでの手間がかからないので、スペースが空いているのであれば設置して損は少ないです。
また会社内に設置する場合は、従業員への福利厚生になります。
休憩中や食事時間に安価で飲料を購入できれば、仕事のモチベーションも保ちやすくなります。
自動販売機を設置するデメリット
自動販売機を設置すると、電気代が支出としてかかります。一定の売上が期待できるのであれば問題ありませんが、利用者が少なければ損失が出ることもあるので注意が必要です。
また自動販売機の近くにゴミが散乱してしまうデメリットもあります。
ゴミ箱を設置すると入りきらなくなった容器が、ゴミ箱周りに散乱することも多いので、事前にゴミを回収する期間を決めておくなどの準備をしておく必要があります。
自動販売機を設置する費用と収益
自動販売機を設置する際には、契約者が負担しなければならないのは電気代のみです。
機材は飲料メーカーからオペレーターに無償付与されており、オペレーターも機材の請求をしてくることはありません。
そのため自動販売機を設置することの初期費用はほとんどかからない特徴があります。
そのうえで、自動販売機を設置すると契約内容に従って、毎月決められた販売手数料が収入としてもらえます。
例えば契約した販売手数料が25%であれば、売上が50000円であれば50000円×0.25=12500円が収入となります。
この販売手数料から電気代を差し引いた額が利益となるので、利益を求めるのであればできる限り販売手数料が高いオペレーターと契約するのがお得です。
自動販売機を設置する際の注意点
自動販売機を設置する際には、次の点に気をつけましょう。
- 駐車しやすいエリアで始める
- 競合の有無を確認する
- できるだけ敷地のぎりぎりに設置する
以下にそれぞれの注意点を解説します。
駐車しやすいエリアで始める
自動販売機を設置する際は、車が駐車しやすいエリアで始めるのがおすすめです。自動販売機は設置されている場所によって、売上が大きく変動します。
特に車の往来が激しい国道沿いなどでは、利用者が現れづらいので売上が低くなりがちです。
住宅街など車での移動が少ないエリアであれば問題ありませんが、車の往来が激しい場所に設置する際は駐車できる場所にしましょう。
競合の有無を確認する
自動販売機は周辺にどの程度競合となる自動販売機が設置されているかによっても、売上が変動します。駅までの道途中など、利用者が多いエリアに自動販売機を設置できたとしても、競合の自動販売機が周辺にあると売り上げは下がります。
周辺に自動販売機があれば、ラインナップを調整する必要も出てきます。
周辺環境のチェックをしてから、自動販売機を設置するか決めましょう。
できるだけ敷地のぎりぎりに設置する
自動販売機の設置する場所として、私有地に設置する場合はできるだけ敷地のぎりぎり手前に設置しましょう。私有地に1メートル程度入った場所に設置された自動販売機は、利用者に敬遠されます。
ふとした時に買いやすい場所になければ購入してくれないので、利用者が購入しやすい場所や向きを意識しておきましょう。
自動販売機を設置する流れを理解してオペレーターを決めよう
自動販売機を設置する流れは、目的を明確にしてからオペレーターを選出することになります。
販売手数料はオペレーターごとに異なるので、利益を増やしたいのであれば販売手数料の割合が高い会社を選びましょう。
また自動販売機を設置する際は、購入しやすい場所や位置に置かなければ売り上げが大きく下がることもあるので注意が必要です。
自動販売機の設置は初期費用がほとんどかからないので、スペースが空いているのであれば始めてみてはいかがでしょうか。